誰も知らない「3R検定」

2011.10.01

「3アール検定のご案内」と書いた真っ黄色のチラシを国や自治体が配っている。その下に「スリーアール検定〜ごみゼロの知『3R(スリーアール)』で、暮らしを変えよう!」とある。その下には検定料5250円とある。さらにテキスト代が2500円かかる。その理由として「3Rは環境問題を解決するために、みんなに取り組んで欲しい身近な行動です。しかし、3R活動を広めるためには、3Rの意義を充分理解し、3Rに向けた知恵や工夫を知ることが必要です。3R検定はそのためのツールとして、あなたの3R活動を評価し、励ますものです」とある。でも、家庭のごみを減らすために、わざわざ7750円もお金を払わないといけないのだろか。この検定を行っているのは、3R検定実行委員会(代表・高月紘京都大学名誉教授)。京都市が指定ごみ袋の有料化で得た金の使い道の議論で、市民から提案があり、浅利美鈴京都大学環境保全センター助教(いわゆる助手)が大学の上司らに呼びかけ、実行委員会の委員長におさまった。が、事務作業は、京都市にある財団法人・京都市環境事業協会の「京都市環境保全活動センター」(京エコロジーセンター、館長・名誉教授)が請け負っている。京都市と事業者がお金を出し合い、NPO法人らと一緒に、環境教育などをする財団だ。同じ環境分野の検定制度といえる「省エネ診断士」は、専門的な知識が必要で、合格すると、中小企業などを回って、省エネの改善を助けることができるから意味はある。