商売繁盛と開運招福の江戸の祭り

2011.04.18

十一月の酉の日、関東各地にある鷲神社や大鳥神社で行われるお祭りが酉の市です。この行事は江戸時代からさかんになり、とくに商いや客商売をする人が商売繁盛と開運招福を願うお祭りとして、いまも「お酉様」の名前で親しまれています。江戸から関東に広まった行事で、その起源にはいろいろな説がありますが、江戸時代、いまの足立区にある花畑大鷲神社の近くに住む農民が、その年の収穫を祝って鶏を奉納したのが始まりと伝えられています。全国的にもっとも有名で現在も大変にぎわうのが浅草の鷲神社で行われる酉の市です。ほかに新宿の花園神社、目黒の大鳥神社などでも盛大に行われています。名前のもとの「酉の日」は、十二支を暦にあてていく昔の日付法で、子丑寅……などの十二支と同じく、十ニ日ごとに一度酉の日がきます。十一月最初の酉の日を「一の酉」、二回目を「二の酉」、三回目を「三の酉」と呼びますが、その年によって酉の日が二回来る年と、三回来る年があります。昔から「三の酉まである年は火事が多いから気をつけろ」といわれ、これは「三の酉」のころには寒くなって火を使う機会も多くなるので戒めの意味だとか、同じ月に三度もお祭りがあるので気を引き締めろという意味ともいわれています。
[参考サイト]
おせちの隠し味

香典返しの薦め

新築内祝いの結末