OCOとは「OneCancelstheOther」の略です。読んで字のとおり、あらかじめ2つの注文を同時に出しておいて、一方が約定したらもう一つはキャンセルするという注文方法です。W指値注文ともいいます。OCOは新規注文でも決済注文でも使えますが、ここでは決済注文で使う場合について説明しましょう。たとえばいま、1USドル=115円で10万ドル買いのポジションをもっていると仮定します。118円になった段階で30万円の利益が出ています。いま、決済注文を出してもいいのですが、あなたは「まだ円安になってさらに利益が出そうな気がする」と考えています。しかし、だからといって30万円の利益が「再び115円の円高に戻って消えてしまうのも困る」とも思います。そういうときに使用するのがこのOCOという方法です。その場合、現在のレートの1円下である「117円に逆指値注文」を入れ、同時に「120円に利益確定の指値注文」を出しておくのです。こうしておけば、もし、不幸にも円高が進行して115円までレートが戻っても、「117円の逆指値注文」が約定となり、117円で利益20万円が確定します。そして「120円での利益確定の指値注文」は117円で売り決済が済んだ時点で自動的に無効となります。逆に円安が進み120円になってくれれば「120円の利益確定の指値注文」が約定して50万円の利益が確定します。それと同時に「117円の逆指値注文」は120円で売り決済が済んだ時点で無効となります。以上のように現在のレートより「円安になれば利益確定の売り」「円高になれば損失限定の売り」の注文を同時に出しておくことによって、為替がどちらに動いても自動的に決済注文がなされるわけです。また、たとえば50万ドルの買いポジションといった具合に、複数枚の買いポジションをもっているときに、30万ドル分についてだけ119円の利益確定の売りと117円の逆指値注文をOCOで出すというようなやり方もあります。