看護師の観察

2011.12.19

基本的看護には、医師の指示により、診断の目的であらゆる体腔からの排泄物を採取すること、および検査室での分析に用いる標本を用意することが含まれる。ところで排泄することは食べることと同様に情動と切っても切れない関係にある。イ可らかのストレスがあると頻尿、下痢あるいは便秘が起こりやすい。不安のある人が1時間おきに尿意を覚え、しかも泌尿器系には何ら器質的障害はないということがある。うつ状態の患者が何日も便通がなかったりもする。急性アルコール中毒などのように活動低下の状態では直腸に宿便が生じやすい。宿便は取り除くのが痛く、また時間を要するので予防すべき事態である。医療関係者は社会的タブーの数々を考慮に入れる必要がある。というのは、解剖的に性器が排泄器に隣接していることが排泄を複雑なものにしているからである。またひとつには、排尿、排便、月経などは礼をわきまえた話題ではないため、ふつうの人々はそれらについて正しく知っておらず、それゆえに、それらについて異性の医療関係者と話すのをためらいがちである。であるから、女性の看護師は女性の患者が恥ずかしくて男の医師に話せないことを彼女に話すようにしむけ、一方男性の看護師は男性の患者が女医に話しにくいことを彼に話すようにしむけるべきである。いずれの場合も看護師の観察が彼女のケア行為を導き、また看護師の報告が医師その他の医療関係者に患者の排泄の正常、異常を知らせるようでありたい。

(参考サイトのご紹介)
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